子どもの叱り方
子どもの様子はどんな風?
ピッタリな言葉で叱れるようになろう!
子どもの叱り方にはコツがあります。
いつも穏やかに対応するのは難しいと思いますが、子どもにそのヤンチャを繰り返して欲しくないのなら、ぜひ、一歩立ち止まって以下のような対応をしてみて下さい。
子どもが何かをやらかした時、まずは冷静に、子ども自身が「悪い事をしたと気付いているかどうか?」「それをした事を反省しているか?」の2つを観察しましょう。
子どもが悪い事をしたと既に反省しているのだったら厳しく叱る必要はありません。「今度からは気を付けようね」と軽く終わらせます。
もしも、それが悪い事だと気付いていなかったのなら、「〇〇は、□□だからしてはいけないんだよ。次からは気を付けてね」と教えてあげましょう。知らなかったのなら仕方ないため、厳しく叱る必要はありません。
最後は叱るパターンです。
悪い事をしたのは知っていても反省していなければ、何故ダメなのかをしっかり伝えた上で、厳しい表情をして、だけど感情的にはならずに「二度としないでね」と諭しましょう。
叱る時は「ホント、あんたはバカなんだから!」などは禁止ワードです。人格を否定されたと感じ、かなり心にダメージを受けます。
ポイントは〝親である自分自身が家族や友人・知人にその言い方をされた時に嫌な思いをするかどうか?〞です。自分に置き換えて考えてみると、どのような言い方なら「次からは気を付けよう」と思えるかが、よく分かりますよ。
子どもを叱るコツと声かけ
その後「それは〇〇だから、やってはいけないんだよ」と何故ダメなのかを理解させることを意識してみて下さい。
もし子どもが思った通りに動いてくれない事に対して怒りを感じているのなら、そもそも、親と子どもは別人格なので、自分の手足のようには思い通りに動きません。
時には「しょうがない」と諦める事も必要です。
一日に何度かは「大好きだよ」と抱きしめて、叱る代わりに何故それがダメなのかを伝えた上で「ママはこうして欲しいな?」とお願いしてみると良いですよ。
(テニテオ 2020年11月号より)
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