子育てコーチング講座 〜テニテオ 第36回〜

第36回 なぜイヤイヤ期があるのか? 〜伝えたいのに伝わらない〜 (2014年3月号)

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テニテオ,teniteo,子育て講座,2014年3月

 

イヤイヤ期の原因を知っていますか?
原因は色々ありますが、今回は、伝えたいことが伝わらなくて怒り出すケースについてお話します。

 

2〜3歳ともなると、子どもの中にも色んな感情が芽生えています。
伝えたいことはいっぱいだけど、言葉が未熟でうまく伝わらず「なんでわかってくれないの!」と癇癪を起してしまう……。一生懸命に伝えようと努力し、でも伝わらない現実に気がつき、最後には爆発するという感じ。
途中で、ママが全然違うことを言ったり、真面目に相手にしなかったりすることで爆発することもあります。

 

こんなイヤイヤを収めるには、やはり気持ちを理解してあげるのが一番!
頭の中にいっぱい渦巻いている言葉を、ママに伝える手段がない辛さが癇癪となっているので、子どもの方から伝えられるようにしてげることがベストです。

 

我が家では、赤ちゃんの頃からよちよち手話(赤ちゃん用の日本手話)を使うことで、子どもが自分の主張を伝えることができるようにしていたため、イヤイヤ期の癇癪はほとんどありませんでした。
例えば、喉が渇いたと伝えて、水をもらえたら子どもは大満足。この「喉が渇いた」を手話で伝える訳です。
ただ、手話のできない子もいれば、手話でも伝えきれないことも多いですよね。

 

そんな時は、ママの方から選択しをたくさん出して、子どもに選んでもらうのがオススメです。
「お腹空いた?」「眠い?」「まだ遊びたい?」等々、ここまで聞くの? と思うことまで上げて羅列します。
すると気持ちにヒットした瞬間「ママが分かってくれた!」と子どもの様子が一変しますよ。しがみついて泣き出したり、驚いたような目でママを見あげたり。

 

少し手間はかかりますが、ぜひ試してみて下さい。

 

 

実践してみよう!

 

子どもの主張を掴むためには、ママがいろいろな選択肢を上げて、子ども自身に聞いてみましょう。
気持ちにヒットした時、子どもの様子が大きく変わるので、何を求めていたのかがハッキリと分かりますよ。

 

こんな時、どうする?

 

言葉での会話が難しい幼児が、喉が渇いて、お水が飲みたくてグズッている。

 

NGパターン

 

ママ 「イヤイヤ期だし、泣かせておくしかないわね」 と放置

 

子ども お水が欲しいのに分かってもらえず、泣き続ける

 

OKパターン

 

ママ 「お腹空いた?」 「オモチャ欲しい?」 と色々声をかける

 

ママ 「もしかして、お水!?」

 

子ども 「!!」 お水という言葉に反応。

 

※よちよち手話を使った場合は、赤ちゃんが自ら「喉が渇いた」というサインを出してくれます。

 

 

夫婦で応用 「男性は気持ちを説明するのが苦手?」

 

パパと話していて「なに考えてるの!?」とイライラすることはありませんか?
子どもは言葉が未熟で想いを伝えられませんが、パパは男性故に気持ちを上手く伝えられないのかも知れません。
一般的に、女性の方が饒舌で感情を言葉にするのが上手です。パパに女友達同様のクオリティを求めるのは無謀です。男性だから仕方ないかと諦めてあげることも、必要かも知れませんね。

 

 

オススメ本

 

「ベビーサイン 〜グーとパーだけで赤ちゃんと会話〜」
(近藤禎子、朝日新聞社)

 

日本手話をベースにしたよちよち手話の本。約80個のサインがイラスト付きで説明されている。
赤ちゃんとママが意思の疎通をはかり、ストレスフリーな生活を送るようになるためのテキストとして、ぜひ活用して欲しい1冊です。

 

 

 

(テニテオ 2014年3月号より)

 

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本田より一言

 

イヤイヤ期は、子どもの発達段階の一つだから、と諦めてしまっているママもいますが、ママだけでなく、「伝えたいのに伝わらない!」というのは、子どもにとっても、本当にツライものです。できることなら、「この子は、何を伝えたいのだろう?」と子どもの気持ちを理解しようと思いつつ、子どもにたくさん質問をしてあげて下さい。
「お腹空いた? オヤツ食べたいのにもらえなくて嫌だったかな? そうだよね、食べたかったよね。でも、ご飯前にはオヤツはあげられないんだよね〜。違うかな、まだお外で遊びたかった? 今日、保育園でお友だちとケンカしたかな? ママが見てないところで、転んでどっかぶつけて痛かったのかな?」
こんな感じで、とにかく、思いつくことを何でも声に出して伝えてみて下さい。
ここまでやっても、子どもの伝えたいことが出てこないことも、もちろんあります。だけど、ママがそこまで自分に寄り添って親身になって考えてくれたというのは、子どもにもちゃんと伝わります。最後に、「分かってあげられなくて、ごめんね。でも、何か嫌なことがあったんだろうな、という事だけはちゃんと分かってるよ」と伝えて、抱きしめてあげて下さい。ここまですれば、多くの場合、癇癪も治まるし、ママへの信頼感はとても深まりますよ。