子育てコーチング講座 〜テニテオ 第回〜

第31回 赤ちゃん返りを減らす接し方 〜上の子も、下の子もかわいい子〜 (2013年10月号)

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テニテオ,teniteo,子育て講座,2013年10月

 

下の子が生まれると、上の子が赤ちゃん返りをしてしまうことって多いですよね? ただでさえ下の子のお世話で大変なのに、上の子までが赤ちゃんのように甘えん坊になってしまうので、困ってしまうママも多いと思います。

 

なぜ、赤ちゃん返りは起こるのでしょうか?

 

我が家に3人目の子どもが生まれた時、当時、年長さんだった私の娘は「ママはまさくん(次男・赤ちゃん)が一番可愛いでしょう?」と何度も繰り返し聞いてきました。
私が、どんなに「みんな同じように可愛いよ」と言っても信じてくれません。丁寧に話を聞くと、娘が言うには「だって、まさくんが一番可愛い、やっちゃん(長男・3歳)が二番目に可愛いって思うんだもん!」と。だから、ママやパパもみんなそうだと思ったそうです。

 

寂しい思いをさせないようにと、とても気をつけて、上の子2人を大切にしていたのに、娘も赤ちゃんをとても可愛がってくれていたのに……。それでもこんな風に思うのだと、とても驚きました。

 

赤ちゃんは可愛い。でも可愛いと思えば思うほど、自分は可愛くない気がしてくる。そんな気持ちになり、でも自分だって可愛がって欲しいから、赤ちゃんに戻りたくなる。これが赤ちゃん返りです。

 

では、どうすれば赤ちゃん返りをさせずに済むでしょう?
簡単です。ママやパパが上の子に関心を持ち、優しく抱きしめ「可愛いね」、「大好きだよ」という言葉をたくさんかけてあげるだけ。
自分だって愛されているんだと実感できれば、赤ちゃん返りはおさまります。

 

下の子はいいから上の子を大事にという意見もありますが、私は反対です。
赤ちゃんだって、ちゃんとママの言葉を分かっています。上の子も下の子も分け隔てなく、同じように可愛がってあげてくださいね。

 

 

実践してみよう!

 

子どもはみんな、自分が小さい頃のお話が大好きです。
赤ちゃんや下の子をほめたり、可愛がったりする時は、上の子も同じように、頑張ったこと、とても可愛かったことを伝えてから、上の子と一緒に下の子をほめてあげて下さいね。
そうすることで、どの子も一緒にハッピーになれますよ。

 

下の子を「可愛い」と言葉にしたい時

 

NGパターン (ママが、下の子だけを可愛いと言う)

 

ママ 「赤ちゃん、可愛いね〜!」

 

上の子 「うん…そうだね!」

 

上の子の心の声 (私は可愛くないんだ……)

 

  ↓

 

自分に対して否定的になり、「自分も可愛がって欲しい」と赤ちゃん返りすることも。

 

OKパターン (ママが、上の子も同じように可愛かったのだと言う)

 

ママ 「赤ちゃん、可愛いね〜!」

 

(続けて)
ママ 「お姉ちゃんも、小さい時はこんな感じで本当に可愛かったんだよ〜」

 

上の子 「そうなんだ〜! 赤ちゃんも可愛いね!」

 

  ↓

 

赤ちゃんだけでなく、上の子にも声をかける事で、きょうだい仲も良くなり二人ともハッピーに!

 

夫婦で応用 「パパにも、声かけを忘れずに…!」

 

子ども中心の生活でパパが拗ねちゃうこと、ありますよね。
「大の大人がいい加減にして!」とも思いますが、拗ねられたままも面倒です。
「あなたも、お義母さんにこうやって育てられたのね」と自分が可愛がられるだけの子どもだった頃を思い出させてみるのも良いかも知れませんよ。

 

オススメ本

 

「見逃さないで! 子どもの心のSOS 思春期にがんばってる子」
(明橋大二、1万年堂出版)

 

思春期の子どもの心の動きと合わせて、家庭内暴力や不登校の子どもの心のケアについて書かれています。
大切なのはやはり自己肯定感を育むこと。
(自己肯定感を一番育みやすいのは幼児期のため)親として、早い時期からぜひ学んでおきたい情報の詰まった本です。

 

 

(テニテオ 2013年10月号より)

 

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本田より一言

 

紙面の中の「実践してみよう」にも書いていますが、上の子も下の子も、一緒に「愛している」「可愛いよ」と伝える簡単な方法があります。
私も下の子が生まれた時には、こんな感じで伝えていました。(我が家は、女・男・男の3人姉弟です)

 

赤ちゃんのお世話をする時に、「わぁ、まーくん、小さくて可愛いねぇ」などと赤ちゃんを可愛いと褒めながら、そのすぐ後に、「さーちゃん(お姉ちゃん)も小さい頃は、まーくんと同じくらいの大きさだったんだよ。こーんなに小さくて可愛かったんだよ」と身振り手振りも交えて伝えます。
時には、「まーくんとやっちゃんは男の子だから、大きな泣き声で、ホギャーホギャーッて泣いてたけど、さーちゃんは女の子で泣き声も高くて小さくて、ホニャアホニャアって泣いてたんだよ〜」「ホント、ものすごく可愛かったなぁ」などと、いかに、どの子も可愛かったかを伝えます。

 

自分も可愛がってもらっていた、自分も同じだけ可愛かったのだと分かれば、不思議と目の前の小さな兄弟が親の愛情を奪う存在だと感じることなく、素直に「赤ちゃん、可愛いね」と言えるようになるようです。
下の子が生まれたら、ぜひお試しください。