子育てコーチング講座 〜テニテオ 第9回〜

第9回 ママの子ども時代のことを思い出して、子どもに話してみよう (2011年12月)

記事本文

 

テニテオ,teniteo,子育て講座,2011年12月

子育てをしていると、ふと自分の子どもの頃のことを思い出したりしませんか?
自分の経験を思い出しても、それを子どもに語っている人は少ないのではないかと思います。でも、実は子どもはママやパパの小さい頃のお話が大好きなんですよ。

 

「ママもぞうさんのお歌が大好きでいつも、おばあちゃんにおねだりしてたのよ〜」、「サンタさん、本当に来るかなって、ママも寝ないで待っていようと思ったわ」などなど、子ども時代のことを話してみてください。

 

少し大きな子どもならママにも小さい頃があったのだと知り、まるで今ここにいるママがまだ子どもであるかのように「その後、どうしたの?」、「○○ちゃんと同じだね!」などと興味津々で聞いてくれますよ。

 

絶対的に経験が不足していて集中力もなかなか持続せず、お説教しても効果があまり見られない小さな子どもには、ママや周りの人の経験を利用するのがお勧めです。
「ママ、細い道から出てきた車にぶつかったこと二回もあるのよ。危ないから、小さい道のところでは右左確認しようね」と言えば、子どもは真剣に聞いて、当時のママの心配をしてくれた上、いつもよりも真面目に交通安全に取り組んでくれます。
「おじいちゃんはラムネが大好きで夜中にこっそり食べていたら、虫歯でいっぱいになっちゃったのよ。だから歯磨きの後はおやつはダメよ」と言えば、ただ「夜のおやつはダメ!」と言うよりも、子どもの心にしっかり残ります。

 

また、教訓としてだけではなく、子ども時代を思い出すことは「そう言えば、私だってこの子と同じで随分ヤンチャしたわ。みんな同じなのよね」など、荒れる心を落ち着かせる効果もありますよ。
ぜひ積極的に、子ども時代のことを思い出して下さいね。

 

 

実践してみよう!

 

ママの思い出話は「痛み」を忘れさせる効果も?

 

例えば、子どもが転んでひざを擦りむいてしまったとき、ぜひママの子ども時代の話をしてみてください。
「痛み」以外のことに意識を向けた瞬間、痛みはグッと和らぐので、子どもの気持ちを「痛み」から逸らせる効果があり、オススメです。

 

1.まずは優しく抱擁して、慰めてあげましょう。

 

ママ「痛いよね。大丈夫?」

 

2.ママの子ども時代のことを優しい口調で語ります。

 

ママ「ママも小さい頃、転んでひざを擦りむいたことあるわ〜」

 

3.子どもは痛さを忘れて興味津々に聞いてくれますよ。

 

子ども「ホント? ママも痛かった? どこで転んだの?」

 

 

夫婦で応用 「パパの思い出話を聞いてみる」

 

「子どもの頃のことを教えて」とパパに聞いてみましょう。
会話のネタにもなるし、聞いた話を子どもにも伝えてあげられます。
そして、ママが自分に興味を持ってくれていると知ったパパとも、更に仲良くなれるかも?

 

 

オススメ本

 

「「天才」の育て方」
(五嶋節 著、講談社)

 

五嶋みどり、龍、二人の天才バイオリニストの母の書いた本。
二人の子どもを天才だとも神童だとも考えておらず、バイオリンの英才教育をしようとした訳でもなく、ただ貧困生活の中で、お金をかけずに自分が教えられる身近なものとしてバイオリンを教え始めたなど、とても広い視野を持つ子育て観は、純粋に読み物としても、とても興味深い。

 

 

 

(テニテオ 2011年12月号より)

 

テニテオ編集部の許可を得て掲載しています。
無断での転載は、固くお断りします。
当ホームページの紹介やリンクは、連絡なしにしていただいて大丈夫です。(*^_^*)/

 

 

本田より一言

 

この、細い道から出てきた車と2回ぶつかったのは私の実話です。また、ラムネが大好きで夜中にコッソリ食べていた子どもは私の実の父のお話です。
こんな小ネタを子どもに披露すると、3人の子ども誰もが目を輝かせて聞いてくれました。
そして、ただ一言「気をつけなさい!」とか「ダメ!」と言っていた時には、まともに聞いてくれなかったのが、面白いくらいに、ちゃんとしてくれるようになりました。ただし、いつまでも効果は続きません。
子どもは忘れん坊。そう思って、ことあるごとに同じ話を繰り返して伝えました。
そうこうする内に、次第に習慣となり、お話がなくても大丈夫になって来ます。