第61回 パパと子どもを仲良くさせる方法 (2016年4月号)
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子煩悩なパパも多い時代ですが、パパと子どもの不仲を何とかしたいと思って悩んでいるママもいるのではないでしょうか?
人には、自分を愛してくれる人を愛し返す、自分を嫌っている人を嫌い返すという、鏡のような性質があります。
もし、パパが愛情全開で子どもに向き合えば、子どもはパパになつきます。でも、ちゃんと心の中にはあるのに、愛情を表に出せない不器用なパパもいます。すると、子どもは「嫌われてるんだ」と感じ、パパに安心してなつくことができません。こうなってしまうと、パパの方もなつかない子どもをどう扱って良いのか分からず、次第に2人の距離も開いていってしまいます。
この状況でパパの方から子どもに愛情を示してあげてと言っても難しいですよね。ここで上手くやれるようなら、最初から仲良しのはずなので。
こんな時は、ママのサポートでお互いの隠された愛情を表に出してあげましょう!
言葉の出ない赤ちゃんの場合、ママが代わりに「パパ、大好き」をどんどん伝えてあげて下さい。
例えば「この子、パパがいると良く笑うのよ! パパが大好きなのね」や「パパが会社にいった後、寂しくて泣いちゃったのよ」などと言われたら、パパも悪い気はしません。赤ちゃん言葉で「パパ、しゅき~」など代弁するのもオススメです。
少し大きな子ならば、パパと子ども、双方に話をします。
パパに「この前、遊んでもらったの、本当に嬉しかったみたい」と伝えつつ、子どもにも「パパはあなたのことが本当に大
好きなのよ」と伝えて、お互いが良いイメージを持てるようにして、仲を取り持つ感じです。
こんな会話を日常に取り入れていくことで、パパと子どもがどんどん仲良くなって来ますよ。
ぜひお試し下さい。
実践してみよう!
大きい子の場合
良いイメージを持てるように、お互いの気持ちをさりげなく伝えてあげる。
ママ 「〇〇くんが描いたパパの絵よ。また公園行きたいって喜んでたわよ」と絵を見せながら
パパ 「じゃあ、連れて行くか~」と嬉しそうに
赤ちゃんの場合
ママが、赤ちゃんの気持ちを代弁するように「パパが大好き」を伝えてあげる。
ママ 「パパ、大しゅき~」と赤ちゃんをパパの方に寄せながら
パパ、照れて嬉しそう
夫婦で応用 「パパが苦手な人との仲を取り持ってみては?」
不器用なパパが苦手な人の悪口を言って煮詰まっているような時、その人を自分も知っているのなら「でも、あなたの事、結構気に入ってると思うよ。この前さ…」などエピソードを交えて教えてあげると、パパの気持ちも明るくなるかも?
オススメ本
「まんがでわかる生活保護 陽のあたる家 ~生活保護に支えられて~」
(さいきまこ、秋田書店)
ごく普通の家族が夫の病気で収入を断たれ立ち行かなくなる…誰にでも起こりうる生活保護の実態を描く作品。
妻や中学生の娘の苦悩は読んでいて辛いが、誰もが生きる権利を与えてもらえる国で良かったと思わされる。
(テニテオ 2016年4月号より)
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